夏において赤ワインの温度について、具体的な目安が知りたいと思いませんか?

1.赤ワインの『常温』は何度?

多くの人が赤ワインは常温で飲むものと考えていますが、実際の温度については知らない方も多いのではないでしょうか。

まず、赤ワインの「常温」とは何度ぐらいを指すのでしょうか?実は、ヨーロッパの地下にあるワインの貯蔵庫であるカーヴでは、一年を通して約16℃前後を保っています。この温度が赤ワインの「常温」とされています。したがって、赤ワインの保存においては、18℃を超えないように注意しましょう。

2.赤ワインの飲み頃温度は?

さて、赤ワインの飲み頃の温度はどれぐらいなのでしょうか?それはズバリ、16℃〜18℃です!この温度で夏に飲むと、口に含んだ瞬間に少し冷たく感じ、喉ごしも心地よく感じられます。

フレッシュで渋みの少ない赤ワイン、例えば新世界のピノ・ノワールや若いグルナッシュ、シラー、そして2000円前後の南イタリアの赤ワインは、少し冷たい状態の12℃でも美味しく楽しめます。

もちろん、夏は白ワインや泡が特に美味しいですが、赤ワインを少し冷やして上記の温度で飲むと、驚くほど美味しいことが分かるでしょう。

夏に赤ワインもこうやって飲むとクセになる魅力を持っています。

3.セラーがない人はどうやってその温度にする?

ワインセラーや適切な温度環境がない場合、どのようにして赤ワインをその温度に近づけることができるのでしょうか?一番手っ取り早い方法は、冷蔵庫でしっかりと冷やすことです。(前日の晩から冷蔵庫に入れておきましょう)飲む1時間ほど前には外に出しておくと、おおよそ8〜12℃ほどになるでしょう。グラスに注いでも少し低めの温度になりますが、時間とともに温度が変化していく中でワインの味わいも変わることを楽しんでください。

4.まとめ

夏には赤ワインもセラーがない場合は冷蔵庫で保存しましょう。白ワインはそのまま開けて楽しめますが、赤ワインは飲む1時間前に冷蔵庫から取り出すとちょうど良い温度になります。

最後に注意点ですが、冷蔵庫で保存する際には、強い匂いのものと一緒に保存すると匂いが移る可能性があるので、おかずと一緒に保存する場合はできるだけ早く楽しんでしまいましょう。

これらのポイントを押さえながら、夏に美味しい赤ワインを楽しんでください!